MobaXtermは、Windowsでリモートサーバー(Linuxなど)を操作するのに非常に強力で便利なツールです。これ一つでSSH接続、ファイル転送(SFTP)、画面共有(VNC)などが完結します。
まずは、最も一般的な「SSHでLinuxサーバーに接続する」までの手順をわかりやすく解説します。
1. インストール
公式サイトからソフトをダウンロードします。
Home Edition (Free): 個人利用であればこちらで十分です。
Portable版: インストール不要。USBメモリなどに入れて持ち運べます。
Installer版: 通常のソフトと同様にPCにインストールします。
2. 最初の接続設定(SSH接続)
起動したら、まずは接続先(セッション)を登録しましょう。
左上の 「Session」 ボタンをクリックします。
「Session settings」画面が開くので、一番左の 「SSH」 を選択します。
Remote host: 接続先のIPアドレス(例:
192.168.x.x)を入力します。Specify username: チェックを入れて、ユーザー名(例:
ubuntuやroot)を入力します。Port: 通常は
22のままでOKです。最後に下の 「OK」 を押すと、接続が開始されます。
3. ログインとパスワード入力
接続が始まると、黒い画面(コンソール)にパスワードを求められます。
パスワード入力時の注意: セキュリティ上、文字を入力しても画面には何も表示されません(星印も出ません)。入力ミスではないので、そのまま打ち込んで
Enterを押してください。パスワードの保存: ログインに成功すると「Save password?」と聞かれます。「Yes」を押すと、次回から入力の手間が省けます。
4. 便利な画面の見方
接続が完了すると、画面は主に2つのエリアに分かれます。
右側(ターミナル): コマンドを入力してサーバーを操作する場所です。
左側(SFTPブラウザ): サーバー内のファイルがWindowsのエクスプローラーのように表示されます。
ドラッグ&ドロップで、自分のPCとサーバーの間でファイルを簡単にやり取りできます。
ファイルを直接ダブルクリックして編集することも可能です。
覚えておくと便利なコツ
コピペの作法: ターミナル上で範囲選択するだけで「コピー」され、右クリックするだけで「貼り付け」ができます(設定で変更も可能)。
マルチ実行: 複数のサーバーに同時に同じコマンドを送る「MultiExec」機能など、プロ向けの機能も豊富です。
まずは接続したいサーバーの「IPアドレス」と「ユーザー名」を準備して、上記の手順を試してみてください。