2026/01/31

PostgreSQL 14の新機能、仕様変更、不具合修正。開発者、運用管理管理者向け

 

1. PostgreSQL 14 基本情報

  • 正式リリース日: 2021年9月30日

  • 主なテーマ: 接続多数時のパフォーマンス改善、JSON操作の強化、監視機能の拡充


2. 開発者向けの新機能

開発効率を高めるSQL構文の拡張や、新しいデータ型操作が追加されました。

  • JSONBのサブスクリプト構文:

    • jsonb型に対して、配列のような data['key'] 形式でアクセス可能になりました(従来の data->'key' も利用可)。

  • マルチレンジ(Multirange)型:

    • 不連続な範囲を扱えるデータ型(例: int4multirange)が追加され、複雑なスケジュール管理などが容易になりました。

  • ストアドプロシージャのOUTパラメータ:

    • CALL 文で呼び出すプロシージャから複数の値を返せるようになりました。

  • バイナリコピーの高速化:

    • COPY コマンドで論理デコードのストリーミングがサポートされ、大規模なデータ転送が改善されました。


3. 運用管理担当者向けの新機能

パフォーマンス最適化と監視機能が大幅に強化されています。

パフォーマンスとスケーラビリティ

  • アクティブ/アイドル接続の並列処理改善:

    • 多数のクライアントが接続されている環境でのスナップショット計算のオーバーヘッドが削減され、スループットが向上しました。

  • B-treeインデックスの肥大化抑制:

    • 頻繁に更新されるテーブルのインデックスにおける重複エントリの処理が最適化されました。

  • GiSTインデックスのビルド高速化:

    • ソートを利用したインデックス作成が可能になり、構築時間が短縮されました。

監視・運用

  • クエリ識別子(Query ID)のコア導入:

    • pg_stat_statements を使用せずに標準でクエリにIDが付与されるようになり、ログと統計情報の紐付けが容易になりました。

  • 新しい定義済みロール:

    • pg_read_all_data(全データの読み取り権限)

    • pg_write_all_data(全データの書き込み権限)

  • VACUUMの最適化:

    • 緊急時にVACUUMをスキップさせない vacuum_failsafe_age 等の設定が追加され、トランザクションIDの周回問題への耐性が向上しました。


4. 重要な仕様変更と互換性(注意点)

アップグレード時に確認が必要な項目です。

  • パスワード暗号化のデフォルト変更:

    • password_encryptionmd5 から scram-sha-256 に変更されました。古いクライアントライブラリを使用している場合は接続に注意が必要です。

  • 幾何データ型の演算子削除:

    • 古い非推奨の包含演算子(@~)が削除されました。代わりに <@@> を使用してください。

  • 配列関数のシグネチャ変更:

    • array_append などの関数が anyarray ではなく anycompatiblearray を受け取るようになりました。これらを参照するユーザ定義オブジェクト(集約など)は再作成が必要になる場合があります。


5. 修正された主な不具合

V14のリリース後、マイナーバージョン(14.1〜14.x)で以下の重要な修正が行われています。

  • CREATE INDEX CONCURRENTLY の破損修正 (V14.4):

    • 特定の条件下でVACUUMと同時に実行するとインデックスが壊れる重大なバグが修正されました。

  • セキュリティ修正 (CVE-2022-1552):

    • VACUUMREINDEX などの実行中に、権限の低いユーザーがスーパーユーザー権限でコードを実行できる脆弱性が修正されました。

  • ltree型のGiSTインデックス破損修正 (V14.3):

    • contrib/ltree を使用している場合、アップグレード後にREINDEXが必要なケースがありました。

2026/01/29

インフラの王者「Ubuntu Server」とは?エンジニアに選ばれる理由

 パソコン画面で操作する通常のUbuntu(デスクトップ版)とは異なり、Ubuntu Serverは「サービスの土台」となることに特化したOSです。

私たちが毎日使っているWebサイトやアプリの裏側で、このUbuntu Serverがどのように活躍しているのか、その凄さを紐解きます。


1. デスクトップ版との決定的な違い

最大の違いは、「GUI(マウス操作の画面)がない」ことです。

  • コマンド操作(CLI): 画面には文字だけが表示され、すべての操作をキーボードのコマンド入力で行います。

  • 超軽量・高効率: 画面を表示するための余計なプログラムが一切入っていないため、パソコンのパワーを100%「サービスの処理」に回せます。

  • 遠隔操作が基本: 本体にモニターを繋ぐことは稀で、別のパソコンからネットワーク経由で操作するのが一般的です。


2. なぜ世界中のサーバーで採用されるのか?

サーバー用OSには多くの種類がありますが、Ubuntu Serverがトップシェアを誇るのには3つの理由があります。

  • 最新技術との相性が抜群: AI開発、Dockerなどのコンテナ技術、クラウド環境(AWSやGoogle Cloud)において、Ubuntuは「標準のOS」として扱われています。

  • LTS(長期サポート)の安心感: 2年ごとにリリースされる「LTS版」を選べば、最長10年間もセキュリティアップデートが提供されます。一度作ったら長く動かし続けるサーバーにとって、この安定性は生命線です。

  • 圧倒的な情報量: 何かトラブルが起きても、ネットで検索すれば世界中の誰かが解決策を書いています。これはエンジニアにとって最大の安心材料です。


3. Ubuntu Serverで「できること」の例

自宅の古いパソコンにUbuntu Serverを入れるだけで、以下のような自分専用のインフラを構築できます。

  • Webサーバー: 自分のブログやWebサイトを世界中に公開する。

  • ファイルサーバー: 家の中のどのデバイスからもアクセスできる大容量ストレージを作る。

  • プライベートクラウド: 写真や動画を保存する、自分専用のiCloudやGoogleドライブのような場所を作る。

  • AI・学習環境: 最新のAIモデルを動かしたり、プログラミングの練習台にしたりする。


まとめ:インターネットの「見えない土台」

Ubuntu Serverは、派手な画面こそありませんが、「速さ・安定・自由」を極めた究極のツールです。

IT業界への第一歩として、黒い画面にコマンドを打ち込み、自分だけのサーバーを立ち上げてみる。その経験は、テクノロジーの裏側を理解するための大きな武器になるはずです。


パソコンで、一度設定(あるいは覚える)だけで作業時間が半分になるような設定や機能

パソコンを毎日使っていても意外と見落としがちな、「一度設定(あるいは覚える)だけで作業時間が半分になる」ような設定や機能を厳選して紹介します。

IT業界の人間なら「これなしでは仕事にならない」というレベルのものばかりです。


1. 「クリップボード履歴」を有効にする(Windows / Mac)

通常、コピー(Ctrl+C)は一度に1つしか記憶できませんが、この設定で「過去にコピーした20個以上の履歴」から選んで貼り付けられるようになります。

  • Windows: Windowsキー + V を押すと画面が開きます。「有効にする」をクリックしてください。

  • Mac: 標準機能ではないため、「MaccyClipy」という無料アプリを入れるのが業界の常識です。

  • メリット: 「さっきコピーしたあのURL、もう一度コピーし直さなきゃ」という無駄な往復がゼロになります。

2. 「神の右クリック」:単語登録を極める

よく使うメールアドレスや住所、定型文を最短で入力する設定です。

  • やり方: PCの画面右下にある「あ」や「A」を右クリック > 単語の登録

  • おすすめ設定:

    • 「めーる」→ yourname@example.com

    • 「じゅうしょ」→ 〇〇県〇〇市...

    • 「おつ」→ お疲れ様です。〇〇です。

  • メリット: 入力ミスが物理的に発生しなくなり、スマホ並みのスピードでタイピングが終わります。

3. マウスの「ポインタ精度を高める」をオフにする(Windows)

実は、初期設定ではマウスの動きに勝手な補正(加速)がかかっています。

  • 設定場所: 設定 > デバイス > マウス > その他のマウスオプション > ポインタのオプション > 「ポインタの精度を高める」のチェックを外す。

  • メリット: 自分の手の動きと画面上の矢印が1:1で一致するようになります。最初は違和感がありますが、慣れると「ボタンを押し損ねる」ストレスが劇的に減り、細かい作業が楽になります。

4. ブラウザの「タブ固定」と「スペースキー移動」

毎日開くサイト(メールやカレンダー)を整理する技です。

  • タブ固定: ブラウザのタブを右クリック > 「固定」

    • タブが小さくなり、左端に固定されます。×ボタンが消えるので、間違えて閉じる心配がありません。

  • スペースキーでスクロール: ブラウザ閲覧中、マウスを使わずに スペースキー を押すと「1画面分下にスクロール」します。 Shift + スペース で上に戻ります。

  • メリット: ブラウザ操作の「カチカチ」という無駄なクリックが激減します。

5. 夜間モード(ブルーライトカット)のスケジュール設定

目の疲れは集中力の天敵です。

  • 設定場所: 設定 > システム > ディスプレイ > 夜間モード設定

  • 設定方法: 「日没から朝まで」に設定します。

  • メリット: 夜になると自動で画面が目に優しい色に変わります。意識しなくても「夜に目が冴えて眠れない」現象を防ぎ、翌日の作業効率を守ってくれます。


[TIP] 今日から使える最短の技 もし一つだけ今すぐやるなら、「Windows + V(クリップボード履歴)」を有効にしてみてください。これを知る前と後では、PC作業の快適さが全く別物になりますよ!

他のAIではなく「Claude」だからこそ輝く活用シーン

「Claude」を最大限に活かすなら、その圧倒的な「知性と読解力」を使い倒すのが正解です。

2026年現在、他のAIではなく「Claude」だからこそ輝く活用シーンを厳選して紹介します。


1. 仕事:あなたの「超優秀な秘書・参謀」として

  • 「空気を読んだ」文章の作成と添削

    • 場面: 上司への謝罪、取引先へのタフな交渉、SNSのバズる投稿。

    • 凄さ: 「もう少し謙虚に」「でも主張は曲げずに」といった曖昧なニュアンスを完璧に汲み取ります。

  • 「超ロング」な資料の読み込みとQ&A

    • 場面: 100ページ超の業界レポートや、複雑な利用規約の確認。

    • 凄さ: PDFを放り込んで「結局、我が社にとってのリスクは何?3点に絞って」と聞けば、正確に要約します。

  • プログラミングとデータ構造の相談

    • 場面: Excelの複雑な関数作りや、VBA・Pythonのコード生成。

    • 凄さ: Claudeはコードの正確性が非常に高く、エラーが出た際に「なぜ動かないか」を解説する能力がピカイチです。

2. 生活:あなたの「パーソナル・コーチ」として

  • 専門用語ゼロの「学び直し」

    • 場面: 「NISAって結局何?」「量子コンピュータって何がすごいの?」

    • 凄さ: 「小学生にもわかるように」と頼むと、例え話を使って驚くほど分かりやすく教えてくれます。

  • 論理的な「悩み相談」と「意思決定」

    • 場面: 「転職すべきか、今の会社で頑張るべきか」「AとB、どっちの家電を買うべきか」

    • 凄さ: 感情を整理し、メリット・デメリットを論理的に整理してくれるので、冷静な判断ができます。

  • 創作の壁打ちパートナー

    • 場面: スピーチのネタ、小説のプロット、プレゼントのアイデア。

    • 凄さ: 突飛なアイデアを出しても、それを形にするための具体的な構成案を一緒に練ってくれます。


💡 Claudeを使う時の「裏技」

Claudeには「Artifacts(アーティファクト)」という機能があります。

チャット欄の横に専用ウィンドウが開き、作成した文章やコード、グラフ、簡単なWebサイトのプレビューを整理して表示してくれます。

[TIP]

まずはここから!

今日からできる一番のおすすめは、 **「今日やらなきゃいけないこと」を箇条書きで送り、「優先順位を整理して、一番楽に終わらせるスケジュールを立てて」** と頼むことです。驚くほど心が軽くなりますよ。

今、あなたの手元にある「ちょっと手強そうな資料」や「書きかけのメール」を、試しにClaudeに読み込ませてみませんか?